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  1. 『フリージング』をみるとよくわかる能登麻美子と花澤香菜

    フリージングを突然みる気になり10話までみた。作品としていろいろ突っ込みどころはありますが、良いところだけ着目します。
    とにかく主演の能登麻美子さんによる代替不可のキャラ創造はさすがだと思う。表向きの冷徹さに隠された純朴なかわいらしさは他の人では出せないでしょう。この点は、ポスト能登の筆頭である花澤香菜さんがすぐ側にいるため、なおさら能登・花澤の資質の違いがたいへんわかりやすくなっていて、もしサテライザーとラナの役を取り替えたらと想像すると、とたんに無理であることがはっきりします。
    能登さんが演じるキャラはどれもサテライザーのように内面に濁りのないものができあがり、数々の経験により最近はこのように純粋であるが強さを持ったお姉さん役に磨きがかかっている。やはり芸達者というより役を自分に引きつける声優です。声優自身が持つキャラクタ性が役をとおして透過的にみえるともいえます。なのでいくら他の声優が演技を凝らしても決して能登さんと同じものは出せないわけです。
    一方、花澤さんはラナのような戦闘美少女は初めてのはずで、どう演じられるかが注目される興味深いキャラです。ふたを開けてみたら、持ち味のおちゃらけたコミカルさが存分出ていながら、戦う強さもちゃんとできていて、さすがに芸達者で何でもできる人だと思った。なので能登さんと比較してこちらは役に同化する声優かというと、そうでもない。台詞ひとつ声を聴いただけでその声優であることがわかるのは能登さんと同じだが、より技術力が前面にみえる。それに年少のキャラがまだまだ多い。これは年期の問題で、お姉さん役は時期尚早であり今やるは必要はなく、能登さんと同じキャリアを積んだところでやっとみてみたいと思っています。
    能登さんと花澤さんはこれまで同系統の役柄(おっとりとしたキャラ)を多く演じてきてそれらがたいへん印象深く、ともに声の魅力が最大のセールスポイントであるため、花澤=ポスト能登と目されるだろうしそれもわかりますが、フリージングで間近に比較するとはっきり上記のような違いがみえてきました。
    能登さんは花澤さんをもってしても代替不可であるため世代交代は行われず、能登さんの声優キャリアは長くなるだろうと思われます。ここぞというときにどうしても使いたくなる声優。
    花澤さんは末恐ろしい。タイプが違う役柄をこれからも演じていくことが予想されるし、どこまで声と演技の高度な合体が達成されるのか。前人未踏の声優。

    登場人物|TVアニメ「フリージング」公式サイト

    追記:
    セルフフォローしておくと、サテライザーは年長ではなくラナが年長という設定になっているが、ここはあまり重要ではない。どうみてもサテライザーお姉さまであり、同級生のラナちゃん。キャラを類型的に年齢差表現していないのでしょう。

     
     
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