おこちゃま向けの絵柄・世界・キャラながら、ギャグはブラックで、バイオレンスで、グロ(血しぶき多し)で、同性愛、見方によっては差別を描いているという大人向けの作品。とはいえ本筋はまったりした人々のふれあいになっていてなごむ。
ぽてまよ演じる花澤香菜さん、ぐちゅ子演じる辻あゆみさんはまったく日本語をしゃべらない役柄になっている。とくにぽてまよはよくしゃべるのだが、それは赤ちゃん語に近い。
人間の登場人物たちは、声優の演技の優秀さもあって各々生き生きとしており、ドラマとして成功している。
ギャグのノリは、たたみかけるようなテンポではなく、間を生かしたボケの味わいがあり、『スケッチブック 〜full color’s〜』に近い。
最終回は、ぽてまよ及びぐちゅ子が死んだとみせかけて生き返るという、アニメでしばしばみられるダメな手法が取られていて、唯一いただけない。他は全くケチのつけようがないだけに惜しい。
こういうカワイイもの文化は日本文化の特質であり、生まれるべくして生まれてきたといえるが、ただカワイイだけでなく、黒い要素も鏤められているところにさらなる現代的な特質がある。ぽてまよの嫌いな相手に対する動物的威嚇や、ぐちゅ子のゴスロリ的存在などがそれを代表して表現されている。




