「たまゆら」第1話をみた。「けいおん!」を含め現在アニメのスタンダードフォーマットとなっている同年代男子が介在しない世界の、真打ち的な出来になっている。
同年代男子が介在しないアニメというのは、百合とはちょっと違う。というのは、純粋に百合アニメの最高峰といえる「マリア様がみてる」「青い花」は意外と男子が介在してくるからだ。男子視聴者向けに百合を狙った「ストロベリー・パニック」は極端に男性が皆無だったが、これは特異な例といえる。
「たまゆら」の源泉といえる「ARIAシリーズ」は、女性世界だったが、男性もよく出てきた。しかしちょっといかつかったり、おじさんだったりした。さらに、藍華が同年代男子に恋するシーンも出てきた。よって「ARIAシリーズ」はきわめて百合世界っぽさがありながら百合ではなかった。
「たまゆら」のような男子不介在アニメをあげてみると、「極上生徒会」「苺ましまろ」「らき☆すた」「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」「ひだまりスケッチ」「ストライクウィッチーズ」「咲-Saki-」「恋姫†無双」「けいおん!」などがあるが、よくみてみれば完全に男子不介在ではないものもある。しかし印象は“おんなだらけ”であり、杓子定規に分類はできない。ゆるやかに設定が散在している。
また、「みなみけ」「ヒャッコ」「大正野球娘。」「スケッチブック 〜full color’s〜」などは男子介在アニメでありながら、上記と類似性がある。
「乙女はお姉さまに恋してる」「まりあ†ほりっく」「かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜」は、“オトコの娘”アニメといえ、また違う。
こうしてみてみると、恋愛の有無が、百合/非百合アニメ分類の鍵となる。男子は登場するかしないかよりも主要キャラに介在するかしないかが重要となる。
百合は、恋愛あり、男子介在あり。
非百合は、恋愛なし、男子介在なし。
この分類も恣意的で一概にはいえないが、この定義にすっぽりはまるアニメというのは、強い印象を持った作品になっている。「たまゆら」は後者である。メガヒット作「けいおん!」もずばり後者であることでこのことがよく分かると思う。
繰り返すが、“おんなだらけ”アニメは必ずしも百合アニメではない。



